食物アレルギー|検査・診断・栄養指導・学校生活管理指導表

名古屋市天白区で食物アレルギーの検査や相談をご希望の方は、梅が丘内科とアレルギーのクリニックへご相談ください。

「特定の食べ物を食べると、じんましんが出る」「子どもの食物アレルギーが心配」「血液検査で原因を調べたい」「学校給食の対応や学校生活管理指導表について相談したい」など、食物アレルギーに関するお悩みに対応しています。

当院では、アレルギー専門医による診察と血液検査(特異的IgE抗体検査)に加え、常勤の管理栄養士2名による食事・栄養指導を行っています。また、診察や医学的評価に基づき、学校提出用の学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)の作成についてもご相談いただけます。

なお、食物経口負荷試験および皮膚プリックテストは当院では実施していません。これらの検査が必要な場合は、実施可能な専門医療機関をご案内します。

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食物アレルギーとは?

食物アレルギーとは、食べ物に含まれるたんぱく質などに対して免疫が過剰に反応し、皮膚や消化器、呼吸器などに症状が起こる病気です。乳幼児期に発症することが多い一方、大人になってから発症することもあります。

食べ物を食べた後に症状が出ても、必ずしも食物アレルギーとは限りません。食中毒や食物不耐症など、ほかの原因との区別も必要です。食べた食品、摂取量、症状が出るまでの時間、症状の内容などを確認することが診断の第一歩となります。

参考:日本小児アレルギー学会「食物アレルギー診療ガイドライン2021」診断・管理

主な症状

  • 皮膚:じんましん、赤み、かゆみ、まぶたや唇の腫れ
  • 口・のど:口の中のかゆみ、唇の腫れ、のどの違和感
  • 消化器:腹痛、吐き気、嘔吐、下痢
  • 呼吸器:咳、ゼーゼーする呼吸、息苦しさ
  • 全身:血圧低下、意識が遠のく、ぐったりするなど

複数の臓器に症状が現れるなど、急激に全身状態が悪化することをアナフィラキシーといいます。呼吸困難、意識障害、急激なぐったり感などがある場合は、救急対応が必要です。重い症状があるときは、当院の通常診療を待たず、119番通報などの緊急対応を行ってください。

食物アレルギーの原因となる食べ物

原因となる食品は年齢や個人によって異なります。代表的なものには、鶏卵、牛乳、小麦、くるみなどの木の実類、落花生、えび、かに、そば、果物、魚類などがあります。

ただし、原因となる食品はこれらに限りません。また、検査で反応が認められた食品をすべて避ける必要があるわけではありません。実際の症状や食べた経験、検査結果を合わせて判断することが重要です。

食物アレルギーの検査

1.血液検査(特異的IgE抗体検査)

食物アレルギーのプロバビリティーカーブ(特異的IgE値と食物アレルギー発症確率の関係を示す図)当院では、血液検査による特異的IgE抗体検査を実施しています。

特異的IgE抗体検査は、卵、牛乳、小麦、ナッツ類、甲殻類など、特定の食品に対するIgE抗体を調べる検査です。食物アレルギーが疑われる場合に、問診や診察を踏まえて必要な検査項目を選択します。

プロバビリティーカーブは特定の食品について個別に測定した特異的IgE値を用いるものであり、VIEW39の検査結果をそのまま当てはめることはできません。VIEW39と個別IgE検査の検査方法の違いや費用については、VIEW39と個別IgE検査の違い・費用・選び方をご覧ください。

血液検査の結果だけで、食物アレルギーを確定することはできません。

検査が陽性でも、実際にその食品を食べて症状が出るとは限りません。これは、アレルゲンに対するIgE抗体が検出される「感作」と、実際に症状を起こす食物アレルギーが同じではないためです。

一方、検査が陰性でも、症状や経過によっては食物アレルギーを完全には否定できません。症状が出た状況、摂取量、食べてから症状が出るまでの時間などを確認し、総合的に評価します。

検査結果が陽性という理由だけで、これまで問題なく食べられていた食品まで一律に除去することは、栄養不足や食生活の制限につながる可能性があります。

参考:日本小児アレルギー学会「食物アレルギーの診断・管理」

2.皮膚プリックテスト(当院では実施していません)

皮膚プリックテストは、食物アレルギーなどの即時型アレルギーを調べるための皮膚検査です。

一般的には、原因と疑われる食品のアレルゲン試薬などを皮膚に少量つけ、専用の針で皮膚の表面をごく浅く刺激します。その後、一定時間が経過してから、皮膚に生じる膨らみ(膨疹)や赤みなどを確認します。

血液検査とは異なる方法で皮膚の反応を確認できることが特徴で、問診や血液検査だけでは判断が難しい場合などに診断の参考として用いられます。検査の方法や結果の解釈は、疑われる食品や臨床経過によって異なります。

ただし、プリックテストも陽性であれば必ず食物アレルギーというわけではありません。また、検査によってアレルギー症状が誘発される可能性があるため、適切な実施体制のもとで行う必要があります。

当院では皮膚プリックテストを実施していません。必要と判断した場合には、実施可能な専門医療機関への受診をご案内します。

3.食物経口負荷試験(当院では実施していません)

食物経口負荷試験は、原因と疑われる食品を実際に摂取し、症状が出るかどうかを医師の管理下で確認する検査です。食物アレルギーの確定診断や、安全に食べられる量、耐性を獲得しているかどうかなどを評価するために行われます。

血液検査の結果だけでは判断が難しい場合や、成長に伴って食べられるようになった可能性を確認したい場合などに検討されます。

検査では食品を少量から段階的に摂取し、症状の有無を観察します。ただし、じんましんなどの症状だけでなく、アナフィラキシーなどの重い症状が起こる可能性もあるため、事前のリスク評価と、症状が出た際に対応できる体制が必要です。

当院では食物経口負荷試験を実施していません。負荷試験が必要と判断した場合には、実施可能な専門医療機関への受診をご案内します。

参考:食物アレルギー研究会「食物経口負荷試験」

食物アレルギーの食事・栄養指導

食物アレルギーの管理では、原因となる食品を避けるだけでなく、必要な栄養を確保し、成長や健康を維持することが大切です。

特に成長期のお子さんでは、複数の食品を除去することで、エネルギー、たんぱく質、カルシウム、鉄などの栄養素が不足することがあります。牛乳、卵、小麦などを除去する場合には、食事全体のバランスを考える必要があります。

常勤の管理栄養士2名が食事・栄養面をサポート

当院には、管理栄養士が常勤で2名在籍しています。医師による診察と連携し、食物アレルギーのある方の食事や栄養に関するご相談に対応します。

  • 食物アレルギーのあるお子さんの成長と栄養バランスについて相談したい
  • 原因食品を除去したときの代替食品や食事内容を知りたい
  • 複数の食品を除去しており、栄養不足が心配
  • 毎日の食事や献立について相談したい
  • 家族の食事も含め、無理なく続けられる食生活を考えたい

食物アレルギーだからといって、必要以上に食事を制限する必要はありません。原因食品を必要最小限に除去しながら、栄養バランスを保つことを目指します。

ただし、食べられるかどうかを確認するために食物経口負荷試験が必要な場合は、専門医療機関での評価が必要です。管理栄養士による食事相談は、医師による診断や検査の代わりとなるものではありません。

参考:日本小児アレルギー学会「食物アレルギーの管理」

当院の栄養指導については、生活習慣病外来・管理栄養士による栄養指導もご覧ください。

学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)について

食物アレルギーのあるお子さんが学校生活を安全に送るためには、学校給食や食物アレルギーへの対応について、保護者・学校・医療機関が情報を共有することが重要です。

学校では、食物アレルギーのある児童・生徒について、医師が記入する「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」を用いて、必要な配慮や管理について確認することがあります。

当院では、食物アレルギーに関する診察や医学的評価に基づき、学校生活管理指導表の作成についてご相談いただけます。

  • 学校給食での食物アレルギー対応について相談したい
  • 学校生活管理指導表を作成してほしい
  • 食物アレルギーの症状や検査結果について学校に提出する書類が必要
  • 学校生活で必要な配慮について相談したい

書類の作成にあたっては、これまでの症状、食物摂取歴、診察所見、検査結果などを確認します。必要な情報が不足している場合や、食物経口負荷試験などによる評価が必要な場合には、追加の検査や専門医療機関への受診をご案内することがあります。

なお、学校生活管理指導表は、医学的に確認できた情報に基づいて作成するものであり、ご希望の内容をそのまま記載できるとは限りません。書類の種類や学校側の指定様式については、受診時にご相談ください。

参考:日本小児アレルギー学会 公式サイト

食物アレルギーのある方が日常生活で気をつけたいこと

原因食品を確認する

食物アレルギーと診断された場合は、医師の指示に従って原因食品を避けます。検査結果だけを理由に、症状なく食べられている食品まで一律に除去することは避けましょう。

加工食品の表示を確認する

加工食品を購入する際は、原材料表示やアレルギー表示を確認することが大切です。表示制度や対象品目は改正されることがあるため、最新の情報を確認しましょう。

参考:消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」

自己判断で原因食品を食べ直さない

以前に強いアレルギー症状が出た食品を、自己判断で再び食べることは危険です。食べられるようになったかを確認したい場合は、医師に相談し、必要に応じて専門医療機関で評価を受けてください。

当院でできること・できないこと

内容当院の対応
食物アレルギーに関する問診・診察対応可能
血液検査(特異的IgE抗体検査)対応可能
検査結果や症状についての相談対応可能
管理栄養士による食事・栄養指導常勤の管理栄養士2名が対応
学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)診察・医学的評価に基づき対応
皮膚プリックテスト実施していません
食物経口負荷試験実施していません

当院で実施できない検査が必要な場合は、専門医療機関への受診をご案内します。

よくある質問

Q.血液検査をすれば、食物アレルギーかどうかわかりますか?

血液検査は診断の参考になりますが、検査結果だけで食物アレルギーを確定することはできません。実際に食べたときの症状や経過、食物摂取歴などを合わせて判断します。

Q.検査で陽性だった食品は、すべて除去する必要がありますか?

必ずしもそうではありません。検査が陽性という理由だけで一律に除去するのではなく、実際の症状や摂取状況を踏まえて判断します。ただし、過去に重い症状が出た食品については、自己判断で再摂取しないでください。

Q.子どもの食物アレルギーについて相談できますか?

はい。食物アレルギーが疑われる症状の相談、血液検査、検査結果の説明、管理栄養士による食事・栄養相談、学校生活管理指導表に関するご相談に対応しています。

Q.管理栄養士による栄養指導を受けられますか?

当院には常勤の管理栄養士が2名在籍しており、食事や栄養に関するご相談に対応しています。具体的な指導内容や実施方法については、診察時にご確認ください。

Q.学校生活管理指導表を作成してもらえますか?

診察や必要な検査、これまでの診療情報などを確認したうえで対応します。医学的な評価に必要な情報が不足している場合や、専門医療機関での検査が必要な場合は、追加の評価をご案内することがあります。

Q.食物経口負荷試験やプリックテストは受けられますか?

当院では、食物経口負荷試験および皮膚プリックテストは実施していません。必要と判断した場合には、実施可能な専門医療機関をご案内します。

食物アレルギーでお困りの方はご相談ください

食物アレルギーの診断や管理では、検査結果だけでなく、実際に食べたときの症状や経過を確認することが重要です。また、原因食品を除去する場合も、栄養バランスや成長への影響に配慮する必要があります。

名古屋市天白区の梅が丘内科とアレルギーのクリニックでは、アレルギー専門医による診察と血液検査に加え、常勤の管理栄養士2名による食事・栄養指導、学校生活管理指導表に関するご相談に対応しています。

「食物アレルギーかどうか調べたい」「学校給食への対応に困っている」「検査結果について説明を受けたい」「食事の栄養バランスが心配」など、お悩みの方はご相談ください。

黙って苦しむより、ご相談ください。

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参考文献・エビデンス

  1. 日本小児アレルギー学会.食物アレルギー診療ガイドライン2021.Mindsガイドラインライブラリ
  2. 日本小児アレルギー学会.食物アレルギー診療ガイドライン2021「診断・管理」.ガイドライン解説
  3. 食物アレルギー研究会.食物アレルギーの診断・管理・治療:食物経口負荷試験.公式サイト
  4. 消費者庁.食物アレルギー表示に関する情報.公式サイト